パッド姿の自分を見て尿漏れが悪化する理由
ヴェス 理沙鏡に映る自分を見て、ため息をついていませんか？
お風呂上がり、鏡の前に立ったとき。
下着の中のパッドが目に入って、
「また今日も、これをつけなきゃいけないんだ...」
そんな気持ちになったこと、ありませんか？
「いつまでこの生活が続くんだろう」
「私、まだそんな年齢じゃないのに...」
「誰にも言えない」
そんな思いを抱えながら、
毎日をやり過ごしている方も多いのではないでしょうか。
実は、このパッド姿の自分を見て感じる
ネガティブな気持ちが、
尿漏れをさらに悪化させている可能性があります。
今日は、
なぜ自己肯定感の低下が尿漏れを悪化させるのか、
そして、どうすれば負のループから抜け出せるのか、
お伝えしていきます。
尿漏れが改善しない本当の理由
尿漏れに悩む方の多くは、
骨盤底筋トレーニングや、
尿漏れパッドでの対処を試みています。
しかし、
なかなか改善しないという方がほとんどです。
それはなぜでしょうか？
骨盤底筋トレーニングが間違っているからでしょうか？
パッドの選び方が悪いからでしょうか？
いいえ、違います。
尿漏れが改善しない本当の理由は、
「私は不完全な存在だ」という思い込みが、
無意識のうちに身体に影響を与えているからです。
自己肯定感の低下が作り出す「負のループ」
パッド姿の自分を鏡で見たとき、
多くの方はこんなことを感じています。
「情けない」
「こんな自分は恥ずかしい」
「こんな自分は価値がない」
「誰にも知られたくない」
このような思いが、
自己肯定感をどんどん下げていきます。
そして、自己肯定感が下がると、
身体にも影響が出てきます。
自己肯定感が低い状態では、
身体は常に緊張モードになります。
なぜなら、
「自分はダメな存在だ」と感じていると、
無意識のうちに身体が縮こまり、
防御態勢を取ろうとするからです。
肩が上がり、
呼吸が浅くなり、
骨盤周りの筋肉も硬くなります。
骨盤底筋は、
リラックスした状態でこそ、
本来の機能を発揮できる筋肉です。
常に緊張状態にあると、
骨盤底筋は硬くなり、
柔軟性を失います。
柔軟性を失った骨盤底筋は、
必要なときに収縮できず、
尿漏れを引き起こしやすくなります。
つまり、こういうことです。
パッド姿を見る → 自己肯定感が下がる → 身体が緊張する → 骨盤底筋が硬くなる → 尿漏れが悪化する → さらに自己肯定感が下がる
この負のループが、
尿漏れを改善させない原因なのです。
骨盤底筋トレーニングだけでは改善しない理由
「骨盤底筋トレーニングを毎日やっているのに、全然良くならない」
という声をよく聞きます。
骨盤底筋トレーニング自体は、
とても効果的な方法です。
しかし、
根本にある思考のパターンが変わらなければ、
一時的に改善しても、
また元に戻ってしまいます。
なぜなら、
「私は不完全だ」
「私の身体は壊れている」
という思い込みがある限り、
身体は無意識のうちに
その思い込み通りの状態を作り出そうとするからです。
これは、
身体が悪いのではありません。
心と身体は繋がっているので、
思考が身体に影響を与えているだけです。
逆に言えば、
思考を変えれば、身体も変わるということです。
なぜ「私は不完全」という思い込みが生まれたのか
多くの方は、
子どもの頃から
「完璧であるべき」
「人に迷惑をかけてはいけない」
「弱みを見せてはいけない」
といったメッセージを受け取って育ってきました。
そのため、
尿漏れという「コントロールできない」症状を抱えると、
「自分は不完全だ」
「恥ずかしい存在だ」
と強く感じてしまいます。
さらに、
尿漏れは人に相談しにくい悩みです。
誰にも言えないまま、
一人で抱え込んでいる方がほとんどです。
「こんな悩みを持っているのは自分だけかもしれない」
「他の人は普通に生活できているのに」
そんな孤独感が、
さらに自己肯定感を下げていきます。
でも、知っていましたか？
日本では約500万人以上が尿漏れに悩んでいると言われています。
年齢や性別に関係なく、
多くの方が同じ悩みを抱えているのです。
あなただけではありません。
そして、尿漏れは決して恥ずかしいことではありません。
身体からの大切なメッセージなのです。
身体からのメッセージを受け取る
尿漏れは、
身体があなたに何かを伝えようとしているサインです。
「もっと自分を大切にして」
「頑張りすぎないで」
「完璧じゃなくていいんだよ」
そんなメッセージかもしれません。
これまで、
家族のため、仕事のため、周りの人のために、
自分のことは後回しにしてきませんでしたか？
自分の身体の声を無視して、
無理を続けてきませんでしたか？
尿漏れは、
そんなあなたの身体が限界を感じて、
「助けて」と言っているのかもしれません。
思考を書き換えれば、身体も変わる
では、どうすれば負のループから抜け出せるのでしょうか？
答えは、思考を書き換えることです。
「私は不完全だ」という思い込みを、
「私は今のままで十分価値がある」という思考に書き換えていきます。
「尿漏れがある自分は恥ずかしい」を、
「身体は私に大切なメッセージを送ってくれている」に変えていきます。
「誰にも言えない」を、
「助けを求めることは弱さではない」に変えていきます。
思考が変われば、
身体の緊張が解けていきます。
呼吸が深くなり、
骨盤周りの筋肉がゆるみ、
骨盤底筋が本来の柔軟性を取り戻します。
そうすると、
骨盤底筋トレーニングの効果も
格段に上がります。
一人では思考を変えられない理由
「思考を変えればいいのはわかった。でも、どうやって？」
そう思われたかもしれません。
実は、
長年染み付いた思考パターンを
一人で変えるのは、とても難しいことです。
なぜなら、
自分の思い込みは、
自分では気づけないからです。
「私は不完全だ」という思い込みは、
あまりにも当たり前になりすぎて、
自分ではそれが思い込みだとは気づきません。
空気のように存在していて、
意識に上ることがないのです。
だから、
本を読んだり、
動画を見たりしても、
「なるほど」とは思うけれど、
実際に自分の思考を変えることは難しいのです。
また、
人は一度言われただけでは変われません。
長年の思考の癖は、
何度も繰り返し、
新しい考え方に触れ、
実践していくことで、
少しずつ書き換わっていきます。
パーソナルヨガで根本から変える
私が提供しているパーソナルヨガセッションでは、
単に骨盤底筋を鍛えるだけではありません。
尿漏れの根本原因である
思考のパターンにアプローチしていきます。
ヨガのアーサナ（ポーズ）や呼吸法で
身体をほぐしながら、
対話を通じて、
あなたの無意識にある思い込みに
一緒に気づいていきます。
「私は不完全だ」
「尿漏れがある自分は恥ずかしい」
「人に頼ってはいけない」
そんな思い込みを見つけ出し、
一つひとつ丁寧に書き換えていきます。
マンツーマンだからこそ、
あなただけの悩みに寄り添い、
あなただけのペースで進めることができます。
グループレッスンでは、
一人ひとりの思考パターンに
深くアプローチすることはできません。
だからこそ、
パーソナルセッションで
じっくりと向き合う必要があるのです。
鏡の前で堂々と笑える自分へ
思考が変わると、
鏡に映る自分への見方も変わります。
パッドをつけている自分を見ても、
「今、自分は自分の身体と向き合っている」
「これは一時的なもの。自分は変わっていける」
「この身体で今日も一日頑張った」
そんな風に、
自分を認め、
労い、
愛せるようになります。
自己肯定感が上がると、
身体の緊張が解け、
骨盤底筋が本来の機能を取り戻し、
尿漏れも改善していきます。
そして何より、
生きることが軽やかになります。
尿漏れを気にして、
行きたい場所に行けなかった。
着たい服が着られなかった。
大好きな運動ができなかった。
そんな制限から解放されて、
やりたいことを思いっきり楽しめる毎日が待っています。
変わりたいと思ったあなたへ
ここまで読んでくださったあなたは、
「本当に変われるのかな」
「自分にもできるのかな」
そんな気持ちかもしれません。
大丈夫です。
変わりたいと思った時点で、
すでに変化は始まっています。
ただ、一人で頑張り続ける必要はありません。
正しい方法を知り、
サポートを受けながら進めば、
必ず変わることができます。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
鏡の前で堂々と笑える、軽やかなあなたに出会える日を楽しみにしています。
